テッサワに着いた日

PROFILEの写真は、1992年3月6日、首都ニアメからテッサワに到着した日のもの、

旅行でも視察でもなく、首都ニアメでの活動拠点から東へ770㎞離れた地方の町に、住居と活動拠点を移した日です。地方医療の現状に取り組むための、はかり知れない決意と覚悟をもってこの町にたどり着いたと思います。その決意と覚悟は静子さんにとっても同じであったはずです。健康上の問題を抱えながらも、前向きな彼女はご自身のことよりも、むしろ先生を見守っていかなければという決意と共に、一緒にいる時間に価値と喜びを見出していたのではないでしょうか、そのような心情が彼女の絵に込められているように感じられます。

これは静子さんの自画像と思われます。

長い髪がシンボルで、このスタイルを変えることはありませんでした。

トワレグの少女のようなまなざしと口元が、しっかりと周囲を見つめながらも、周囲の環境の中で自然に抗わず、一枚の葉の様に日を浴びて、そして枯れていくことを受け入れているようにも受け取れます。(YA)

ニジェールの外科医と静子さん

ニジェールのテッサワにて、外科医として生きた谷垣さん、 そして彼の苦難を包み込み、しなやかな視点と感性で、 目の前の情景を描き続けた静子さん。 ここでは二人の生き方と描かれた絵の数々を紹介します。 #アフリカ, #ニジェール, #テッサワ, #谷垣雄三, #谷垣静子, #外科医, #画家, #砂漠

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