谷垣雄三医師が取り組んだ アフリカの地方外科改善
公益社団法人 日本WHO協会の発行する「目で見るWHO」2020年秋号に、標記のタイトルで谷垣医師のニジェールでの取組が紹介されました。
『目で見るWHO 2020秋号』の表紙をクリックすると、内容をpdfでご覧になることができます。
谷垣医師は、確かに、ユニバーサル・へ
ルス・カバ リッジ(UHC) の「物理的アクセス」と「経済的アクセス」に取組んできたわけですが、これらのアクセスについて、ひと 夫々の考えが異なったり、国益や組織の方針等により、進め方も異なるように思われます。
さすが今の時代に、これらのアクセスの改善法として、病院を建ててあげさえすればればよい、赤十字を通じて寄付すればよい、と主張する人はいないとは思いますが、嘆かわしいことに、最近は自国優先、自分優先の風潮が目立っているようにも思われます。
また新たな手法としてはオンラインによる遠隔医療やAI 及びロボットなども登場しているようです。私には、提案したいことが一つあります。「ともかくテッサワに行ってみてください」それだけで直ぐ分かります。 新たなテクノロジーを広く有効に、そしてリーズナブルに人類の公平な利用に供するためにも、UHC戦略を進める際には、まずアフリカ医療の現場を見るべきということです。是非テッサワの「Dr.谷垣病院」を訪れて、これから進めようとしている計画/戦略の実行可能性を確認していただきたい。なぜ谷垣医師は大変だったのか、谷垣医師のようにはできなくても、医師のやったことと目指したことを知ることでUHCのより良い方向性をも見出すことができるのではないかと信じています。(Y.A)
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